2009年12月21日月曜日

BSEメンバー紹介・・・津野サトクリフ


繰り返しになりますがBSEは津野さんなしには成立しないバンドで、このバンド独特の一種ふんわかとしたムードは津野さんの存在あってのものです。リアルタイムでビートルズを体験しているという意味でその存在は重要です。
津野さんの音楽体験の中でおそらくR&RとSOUL、そして初期のフォークソングというのは結構大きな割合を占めているのではないかと思われます。年代的に考えれば当然といえば当然なのですが、特徴的なのは、肉声のハーモニーに対する思い入れが強い点です。
これは僕も同じで、大体においてビートルズが好きになった大きな理由としてハーモニーが美しいということがあったわけです。しかもビートルズの場合、そのセンスがかっこよくて、例えばイーグルスやドゥービーズあるいはCSN&Yのようにハーモニーがきれいなバンドは他にもたくさんありますが、ビートルズは主旋律にハーモニーをつけるというだけでなくコーラス自体が独自の動きをします。こういう言い方があたっているかどうか分かりませんが、むしろレイ・チャールズ・シンガーズのような形に近いと僕はひそかに思っています。
それはともかく、津野さんの音楽履歴はなかなか興味深く、僕のように仕事がらみで広く浅く聴いていた人間にとっては非常に面白い話を聴くことができます。ビートルズでいうとジョージ系の曲は津野さんに向いています。歌いまわしに関しても、たぶんBSEの中では津野さんが一番ビートルズの雰囲気を出せるのではないでしょうか。キーの高いところを桑名さんと交代して、あとは全部津野さんのボーカルでも良いのではないかとさえ思っています。
とにかく年1回しかない単独ライブに注ぐ津野さんの情熱は半端でなく、それは今回のキーボードプレイにも現れています。この類まれな情熱が冷めない限りBSEは不滅であると僕は高らかに断言します!

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